朝、目が開きにくい

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • Buzzurlブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する

朝、どうも目が開きにくいという人がいませんか。えっ? いつも眠たいから目が開きにくいって? そういう開きにくさとは述うんです。起きているつもりなのについ目が閉じてしまう、頭は起きているのに目だけが寝ているという感じです。これはドライアイの大事なサインなのです。

もともと、夜寝ているときには涙が出ていませんから、目を開けた瞬間は目の表面は屹きぎみということになります。正常な人なら、ここでしばらくすると基礎分秘が出てすぐに目の表面をぬらします。ところが、ドライアイの患者さんですと目の表面が乾いていてもなかなか涙が出てきません。目の表面が乾いたままだと、まばたきをするにもごろごろします。そのため、目がつらいということで、目が開きにくいのです。

眠たいからベッドから起きられないのと、この目が開きにくいからきちっと起きられないのと区別するのは、少しむずかしいのですが、よく観察してみると眠たくないのに目が開けられなかったということがあるのです。あなたも明日の朝起きるときに、自分がどちらなのか調べてみてください。どんな人でも少なからず目の状態が影響しているはずです。

また、朝起きたあとに顔を洗うとさっぱりして、目が開いたなんて経験は誰にもありますね。これも、顔に水がかかってさっぱりすることだけでなく、顔を洗っている水道水が目のなかに入って、目の表面をぬらすことも関係しているのです。でもあんまり水道水が入りすぎると、今度は逆に目が痛くなってしまいます。なぜなら、涙の海はある程度塩辛い浸透圧を持っているため、真水では具合が悪いからです。

それから、めやにが出るという人がいます。めやにといってもたいしたことはないのですが、白い糸のようなねばねばしためやにです。目もとのところにたまっていたりします。時々なら問題はないでしょうが、毎日となるとこれもドライアイのサインだと考えられます。

涙が三層構造になっていることを説明しました。涙の層は10マイクロメートルくらいと本当に薄いのですが、なるべく乾きにくいように一番上側に油の膜があって乾燥を防いでいます。真んなかには、いわゆる水分の涙があります。そして、目の表面との境にはムチンと呼ばれる粘着性の蛋白質があって、涙がなるべく目の表面にへばりつくようにしています。

真んなかの屑のいわゆる水分の涙が十分あれば、油やムチンは水分といっしょに涙の下水道である鼻涙管に流れていきます。ところが、いらなくなった古い油やムチンを洗い流すだけの水分がないと、これがめやにとなって外側にあふれてくるわけです。ですから、ほんのちょっとしためやにも、実はドライアイのサインのひとつとして大事なのです。

夜になるとすぐに~が閉じてしまうという人もいます。朝起きるときと同じですが、眠くないのに目だけが閉じてしまうということもあるのです。これもドライアイのひとつのサインです。昼間はある程度涙が出ていても、夜になると誰でも涙が減ります。ドライアイの方はさらにその傾向が強くなって、実際目が開いていられなくなってしまうのです。  

関連記事
  1. 自分でできるドライアイ・チェック
    ドライアイのさまざまな症状を見てきましたが、さて自分でドライアイかどうか診断してみましよう。ドライアイは症状が問題となる病気ですから、自分である程度推測することができるのです。
  2. 瞬きが多いといわれる
    よく目をぱちくりぱちくりさせている人がいます。私などもまばたきが多いとよく人からいわれますが、どうしてまばたきが多いのでしょう。実はまばたきの回数が多いこともドライアイのサインなのです。
  3. 理由なく涙が出る
    ドライアイの症状としておもしろいものに、「涙が出る」というのがあります。「涙が出るなんてドライアイではないじゃないか」というかもしれません。でも反射性涙のところでお話ししたように、これは本当なのです。ドライアイの患者さんの約三〇パーセントの人に、この症状があります。

TOPPAGE  TOP