ドライアイではどのような症状が出るの?
実際ドライアイではどのような症状が出るのでしょうか? どんな症状が出たらドライアイを疑えばいいのでしょうか?
目の疲れがドライアイの最も大事な症状だという話をしましたが、実はもっと複雑です。というのは、目の表面には乾きのセンサーがないために、目の表面が乾いたときに感じる感じ方が人によって違うからです。
ドライアイになったときにあらわれる症状をひとつひとつくわしく見ていきます。そして、これらの症状のある人が、ドライアイの自己診断をきちんとできるようにお話ししてみましょう。
さて、なんといってもドライアイの症状の横綱は「目の疲れ」です。目が疲れたとき、自分では「目が弱いたちだからしようがないんです」などと変に納得している人がいたり、「僕の目の疲れの原因は眼精疲労のためです」などと自分で診断している人がいます。眼精疲労は”目の疲れ”という意味ですから、目の疲れが眼精疲労によるというのはおかしな論理なのですが…。
とにかく目の疲れを自覚したら、ドライアイを疑ってみる必要があるでしょう。一見関係ないように見える目の疲れと目の乾きは、実は非常に深く関係しているのです。
とくに、ドライアイが発症しやすいような環境で目の疲れが増す場合はなおさらです。たとえば、乾燥した部屋で仕事をすると目がとくに疲れるとか、まばたきの少なくなるような仕事をするととくに調子が悪いとか……。
また逆に、目の表面が乾きにくくなった状態で目の疲れが改善する場合もドライアイの疑いが強いでしょう。たとえばお風呂のなかでは目の調子がいいとか、目薬をさしたとたんに目の疲れがとれるとか…。もしほかの病気なら、目の表面がちょっとぬれたくらいでは目の疲れは改善しませんから、これらは大事なドライアイのサインなのです。
- 自分でできるドライアイ・チェック
ドライアイのさまざまな症状を見てきましたが、さて自分でドライアイかどうか診断してみましよう。ドライアイは症状が問題となる病気ですから、自分である程度推測することができるのです。 - 瞬きが多いといわれる
よく目をぱちくりぱちくりさせている人がいます。私などもまばたきが多いとよく人からいわれますが、どうしてまばたきが多いのでしょう。実はまばたきの回数が多いこともドライアイのサインなのです。 - 理由なく涙が出る
ドライアイの症状としておもしろいものに、「涙が出る」というのがあります。「涙が出るなんてドライアイではないじゃないか」というかもしれません。でも反射性涙のところでお話ししたように、これは本当なのです。ドライアイの患者さんの約三〇パーセントの人に、この症状があります。